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BAGのすれ(色落ち)の修理 その①

今回はBAGの修理のご紹介。

色落ちを目立たなくする方法を


解説致します(*^_^*)



BAGのすれ(色落ち)の修理は

カビなどで色が変になってしまった時も

場合によっては有効であったりしますので

どうぞご参考になさってください。



カビのお手入れの記事
『バッグのカビの修理』




さてさて、今回お直し(お手入れ)するのは
こちらのBAGです。
ビフォー

シワ加工があるやわらかい牛革

のBAGです。



上の画像の通り

ところどころで

色が薄くなっている所がありますね。


コレはコレでいい感じとも

言えなくはないですが

『疲れた感じ』にも

見えますね・・・・。


お客様の

「もう少し、落ち着かせたい」

というご要望を伺って

『色あせ(色落ち)の部分の修理』

として承りました。



隅っこの擦れ具合(ビフォー)
作業工程は

極めて単純な作業でございます。

  1. 色を作って塗る
  2. 時間をおいて確認する
  3. 必要に応じてくり返す

文章にしても

単純明快な説明ですね(*^_^*)



とは言え、

もちろん注意すべき点と

工夫(コツ)もありますので


順を追って説明して参ります。




1、色を作って塗る

革専用の染色材を使用しますが

「染料」「顔料」と

大きく分けて2種類があります。



イメージとして

コーティングする感じの「顔料」
(ペンキみたいな)

浸みこんでいく感じの「染料」


作業によって使い分けをしますが

基本的には「染料」を主に使います。

水溶性なので水で薄められます




混ぜて色を作る場合や

薄めて使う場合など

一番のコツとしては

「薄く色をつけていく」

という事が大事です(*^_^*)



  • 後から修正が出来る
  • 重ね塗りが出来る
これが大きな理由です。

この『コツ』

2、時間をおいて確認するに

つながって行きます。


つづく


 
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http://www.kawa.shop-site.jp/ 


「オーダーメイド製作集」
https://leathercraftkawakoubouk.blogspot.jp/  
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