自分で出来る!ファスナーの修理
修理のご依頼の中で
やはり多いのは
「ファスナーの修理」です。
状態によって
どの様な対処が必要かは
それぞれによって異なりますが
ご自分で調整出来る
場合も多いので
その状態と方法をご案内致します☆
先ず、
すぐにご自分で直せる可能性が高い状態
動く部分(スライダー)がきつい。
途中ひっかかる感じがある
つまみの部分が取れてしまった
きちんと動くけど、あいてしまう
①と②の場合
汚れや消耗などがあってすべりが悪くなっている可能性が考えられます
*『ロウ(蝋)』を塗る
*『ハンドクリーム』を塗る
レールの部分に、ロウやクリームを軽く塗ると
劇的にスムーズになる事が多いです!
NHKの番組の中では「ハンドクリーム」を
オススメしてりましたが、
ファスナーの布地部分などについてしまうと
「しみ」の原因になりかねないので要注意です。
『ロウ』の方が硬いので
塗り過ぎてレールに詰まる恐れもありますが
こちらの方がリスクは低いような気がします。
(当工房では「ロウ」を使っています)
あさイチ「スゴ技Q10/11」
③の場合
スライダー(ファスナー)にはストッパーが付いているのもと、フリーなモノがあります。
洋服などは、着用時に下がってこない様に
ストッパー有りがほとんどです。
その機能の多くはスライダーの部分の構造になるので
『つまみ部分』が壊れると
ファスナーが動かないと言う事にもなります。
(動くモノもあります)
*つまみの場所に何かを付ける
画像○の部分に何かを付けます |
新たに「つまみ」を設置してあげる事で
同じ機能にする事が出来ます。
(ストッパーのタイプによっては
上手く機能しない場合もございます)
④の場合
多分これがファスナーの故障で一番多いです。スライダーのレールを
かみ合わせる機能が
低下した事が原因です。
「スライダー」にガイドがつていますが
長年の使用や①②による負担によって
変形してしまう事があります。
*プライヤーでお尻をつまむ
真横からの断面図 |
正面からの断面図 |
角度に問題が生じます。
もともと水平になっていて
サイドにあるガイドによって
ファスナーが閉まるのですが
この赤線の角度が広がると
上手くレール同士を付けられなく
なってしまいます。
正面からの断面図を見ると
理解しやすいかも知れません。
進行方向のお尻側が
開いてしまうので
そこを
ペンチなどで調整することで
もとの機能を取り戻す事が出来ます
「基本的には不具合は交換」
がオススメですが
応急処置や試しにやってみる!
と言う点では
ファスナーが治る
場合もありますので
『ダメもと』で挑んでみるのはいかがでしょうか?
あさイチ「スゴ技Q10/11」
ホームページ『革工房K』で検索!
http://www.kawa.shop-site.jp/
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