ブランドのBAGやお財布などの修理について
「ブランドBAGに対する革工房Kの考え方」
先の記事と重複している部分があるかとは思いますが
高級ブランド品の扱いについてご案内致します。
ポーチの持ち手部分リメイク致しました |
基本的には
どのバッグもどのお財布も
可能であれば
修理を承っております。
ただし、高級なアイテム(高級でなくても同様)の場合
「正規店ではない革工房Kが修理してしまう事」の
問題や難しさがございますので
予めご説明をして、確認をさせていただいております。
「革工房Kが修理をしてしまうと。。。」
- 正規店ではない店で修理した場合、「ブランド」の価値がゼロになってしまう事
- 可能な限り違和感の無い作業をしても、金具やロゴ等もとに戻せない部分がある事
- 作業内容によっては金額が当工房の方が上回ってしまう恐れがある事
① ご自身で使う分には問題はないと思いますが、
売却やどなたかに譲る場合、「ブランド」の価値が
なくなってしまっていますので
あくまでも、正規品のままでありたい場合は、
当工房での作業は出来ません。。
② 似たタイプ、似た大きさのモノまではご用意出来ますが、
同じ金具を修理に合わせてご用意する事が出来ません。
「革」等の素材も同様に似たモノを使用する事しか出来ません。
③ これまでに、お客様から聞く限りでは
正規店の料金を上回った事は一度もありませんが、
可能性として当工房の方が費用がかかってしまう事も考えられます。
単純に言い換えますと、
革工房Kが作業したBAG(財布)になってしまう。
と言えるかと思います。
その上で、沢山のご依頼をいただきます。
その多くは、「ブランド」の魅力よりも
「思い出」や「愛着」の方がはるかに強く、
もう一度使いたい!と言う愛情にとてもあふれていて
日々の糧になっております。
違和感こそありませんが、正規品とはやはり違います。補強なども行っています |
修理や、リメイクは、毎回なかなか手間のかかる作業ばかりですが
だからこそ「作り手冥利に尽きる」とも言えますし
完成後の喜んでおられるお姿に、大変な喜びがございます。
「すてられずに眠っている。」
何か理由があって捨てられない、愛されている品物だとおもいますので
どこかの機会で、その冬眠を目覚めさせてあげてはいかがでしょうか。
どうぞお気軽にご相談下さいませ。