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トランクの持ち手修理 その2

今回はトランクケースの持ち手の修理(交換)を紹介します。


前回のつづき


ここまできたら、縫って完成させるだけ。

握る所の裏の縫い方  硬式ボールみたいですね
、、、、、、、、。


、、、、、、、、。


、、、、、、、、。



通常はそうなのですが、修理はやはり大変です。


本来なら、握る部分(作業している所)は先に完成させて置いたうえで、


つけ根(持ち手の両端)となる個所を縫うのですが、


それが出来ませんので、もともとのつけ根にはそのままに縫っていきます。


片方側のつけ根は問題なくつきますが。。。。

残りの片方は大変です

画像が逆さだったり、持ち手がひっくり返ってたりわかりにくいですが、


要は、見えない所を縫う。


そして針を抜くスペースが無い。

久々の出番 曲がった針
秘密兵器の曲がった針も投入して


もはや手縫ではなく「プライヤー縫い」を施し、


なかなかの格闘でございました。
(もちろん集中して、バッグには傷つける事のないように!)

完成!!!! 
お客様は大変にご満足いただきました。


見た目はもとに戻っただけですので、激しい格闘であった事は誰にもわかりませんが


それでいいんです。


それこそが修理だと思うのです。


 
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