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ヘリミガキについて考える

日々革製品作りに励んでおります。


さて、本日は「ヘリ磨き」についてです。

コバ磨きとも呼ぶ



包丁(裁断)、木槌(穴あけ)、そしてヘリ磨き(仕上げ)と

革細工にとっては重要なものです。

ご来店頂くお客様の中でも、ご趣味で革細工をされる方が

いらっしゃいますが、お店側としては案外と気が付くものなのです。

それは、ご自分でお作りになる方は、ほとんどと言っていいほどに

この「ヘリ」の仕上げを指でなでながら、確認されるからです。



 「ココの店はどんな磨きっぷりかな?」

 もしくは

 「さすが、よく磨いてやがるな」。




作り手としましては、誰もが唸る磨きっぷりを目指すのですが、

つまりは、この仕上げにも 店(作り手)の個性 が

割とよくあらわれてくるのだと思います。

当工房では市販の木製のヘリミガキの他に

木槌でも紹介しました木工店の特注ヘリミガキを使います。










他に、箇所によっては様々なモノも使いますが、

裁断して、荒削りして、最後の仕上げのヘリミガキと

日々、粉まみれになってせっせと磨くのでございます。

                 
                         革工房K 店主




この記事は以前より当工房のHPに掲載していたコラムです。
こちらの「革製品の修理ブログ」の随時引越しさせていく予定です。
 
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